いい空気を一瞬でつくる
誰とでも会話がはずむ42の法則
著者:秀島史香
おすすめ度:★★★☆☆
人から、よく ふわふわしているね、と言われる。
自分で自分のことを客観的に見ることはできないので、ふわふわってなんだ?と思うけれど、ふわふわという擬態語はとてもいい響きなので、言われた時は素直に嬉しい。
少なくともトゲトゲよりかは嬉しい。笑
吹き出しの絵を描く時に、吹き出しを外から見るとふわふわ、わくわくしているように見えるけれど、その内側はトゲトゲしているなあ、といつも思う。
わたしもそれと一緒で、ある程度のトゲトゲを経験したからこそのふわふわなのではなかろうか。
この本の42の法則に共通して言えることは、「相手のことを真剣に考えてみる」ことだと思う。
______180度違う視点に立って、世の中にはいろんな人がいる、ひとりひとりの「好き」と「苦手」は必ず違うということを、どれだけ想像できるか。「この人と話すと気持ちいい」と感じる人は、その想像力が豊かで、ハッとするほど人としての余裕と優しさを感じます。______
想像するまではできる。想像するまではできるけれど、そこからいい空気をつくる、ということは、ピラミッドが上に行くにつれて細く小さくなっていくように、できる人は少なくなっていく。
自分の気持ちには敏感なくせに、他人の気持ちには鈍感なのが人間というものだろう。
自分の気持ちにはある程度鈍感に、他人の気持ちには敏感に生きることができるよう、今から訓練をしていこうと思う。