大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.62 相談の森

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相談の森

著者:燃え殻

おすすめ度:★★★★☆

 

みんなご存知、「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻さん。

 

 

文春オンラインで、「燃え殻さんに聞いてみた。」というコーナーが設けられ、そこに載せられた相談と燃え殻さんの回答をまとめたものだそう。

 

 

私には「友達」という存在が少ないからか、普段そんなに相談をされないため、相談に対する答えを出すということに慣れておらず、まだ自分は相談に対して共感を持って聞くことしかできないと感じる。

 

 

でも、聞いてあげるだけでいいのかもしれない。

燃え殻さんの言うように、ただ一緒に「相談の森」にいることで救われる人もいるのかもしれない。

 

 

最後に掲載されていた相談で、「高校生の息子が朝全然起きてこない。放っておいたら学校にも行かない。過保護とか愛情不足とかいろんな意見があり母親としてどうしたらいいかわからない」というものがあった。

 

 

ああ、こうやって私たちは親に心配をかけているんだなと理解した。どうしようもないとわかっていても、自分じゃどうしようもないことの方が、どうしようもないからこそ悩みやすいのかもしれない。

 

 

燃え殻さんがどういう回答をしたかは、ネタバレしてしまうので書かないけれど、燃え殻さん曰く「かならず夜が来るように、かならず朝はやって来る」。

 

 

今これを読んでくれている人が朝を過ごしているのか、夜を過ごしているのかはわからない。でも、悩んだときに、一緒に夜が明けるまで過ごしてくれる人が居るとしたら、その人を大切にしてほしいなと思う。

 

 

・今まさに何かに悩んでいる人

・みんなどういうことで悩んでいるのか知りたい人

 

におすすめ!

 

 

 

 

 

No.61 ひと

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ひと

著者:小野寺史宜

おすすめ度:★★★★★

 

やっとこさこの本を読むことができた。

軽く3ヶ月くらいずっと読みたい読みたいと思っていた気がする。

 

 

この「ひと」の主人公、両親を亡くし、親戚には金をせびられ、散々な目に遭うのだが、それでも生きていくのか、生きていけるのかと、人間の底力を見るようだった。

 

さまざまな「ひと」がいる世の中。

相変わらず小野寺さんの作品の主人公は素直で真面目な感じだ。そして人の気持ちを捉えるのが上手い。でも、だからこそ、散々な目に遭いながらも、「お前は本当に不器用なんだから」と、世を渡っていくために手助けしてくれる人も必ずいるのだ。

 

 

この本は、読後感が最高に良かった。

何に対しても一歩引いて譲ってきた主人公が、「これだけは譲れない」と思ったもの。

主人公の熱量を感じ、「いいじゃん!」と心の中で叫んだ。笑

 

 

・人生うまくいかないなあという人

・ひとってなんだろう?と思ったことがある人

・コロッケが好きという人 (笑)

にぜひ読んでほしい一冊。

 

 

 

 

 

 

No.60 ざらざらをさわる

 

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ざらざらをさわる

著者:三好愛

おすすめ度:★★★★★

 

今私は悩んでいる。

どう書いたらこの本の良さが伝わるのだろうか。

 

いつだったか、三宅香帆さんの書評の本で、「私のことが書いてある、と思い、びっくりした」と評されていた本があった。なんの本だったかは忘れたけれど。(忘れたんかい)

 

 

私にとって、この「ざらざらをさわる」という本は、「私のことが書いてある」本である。

というか、誰にとっても「これって私じゃん!」と思うようなことが、書いてあると思う。決して一般的なことが書いてあるのではなく、「こういうちょっと変わったことをしてたな」とか、「たしかにこんな風に思ったことあったな」とか。

全く知らない人なのに、どこか通じる部分があると、妙に嬉しくなってしまうのである。

 

 

著者はイラストレーターで、この本はエッセイである。挿絵は著者のイラスト。

 

「逃せない」と題された一編では、ポテトチップスを塩辛さの限界が来るまで食べ、その後飲む飲み物への喜びを高める、という内容が書いてあった。

 

これと似たようなことで、私がたまにしてしまうことがある。

 

自分でも変だと思うけれど、本屋さんや洋服屋さんでパッと目に入った「読みたい!」「かわいい!」というものをあえて手に取らず、とりあえず近くのものを見ながらじりじり近づいていく、ということである。でも、意識は手元ではなく向こうの「気になるもの」のほうにある。

 

なぜこんな面倒くさいことをしてしまうのか。と考えたとき、「貪欲な人に見られたくない」ということが挙げられるかもな、と思った。

 

なんとなくだけど、読みたい本やかわいい服に向かって我先にと向かっていくと、物欲が強い人みたいに見られるのではないか、と思ってしまうのかもしれない。

 

 

この本を読んで、「人っていうものは、一つの行動に対して、意外と色々考えているのかもしれない」と思った。

 

 

なんだか、不思議な気持ちになれるエッセイなので、現実に疲れた!いつもと違う感覚を味わいたい!という人におすすめ。