大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

2023-01-01から1年間の記事一覧

No.75 いつもの木曜日

いつもの木曜日 著者:青山美智子 おすすめ度:★★★★☆ 『闇雲に訪れる不安に飲み込まれないよう、おぼつかない足元に踏ん張る力をくれるのは、ただただ「好き」という気持ちだ。』 いつからか、先の予定に不安を感じたり終わってしまったことに後悔することが…

No.74 光のとこにいてね

光のとこにいてね 著者:一穂ミチ おすすめ度:★★★★☆ 自分以外の、唯一無二の存在がいることはどんなに心強いだろうと思う。 この人のためならなんでもできる。自分を犠牲にしているという感覚すらないのはどんな感じなのだろうか。 光のとこにいてね、と言…

No.73 まず牛を球とします。

まず牛を球とします。 著者:柞刈湯葉 おすすめ度:★★★☆☆ SF短編集。柞刈湯葉さんの本ははじめて読んだけど、表題作の「まず牛を球とします。」と、もうひとつ「犯罪者には田中が多い」がとくに面白かった。 動物を食べることは倫理的に良くないこととされた…

No.72 サキの忘れ物

サキの忘れ物 著者:津村記久子 おすすめ度:★★★★☆ 津村さんの小説、初めて読んだけどおもしろかった!ポップに「共通テストにも出題」って書いてあって、カバーもかわいかったので買ってしまった。本屋さんの戦略(デジタル化で紙の本がなくなるの辛いのでど…

No.71 たゆたう

たゆたう 著者:長濱ねる おすすめ度:★★★★★ よかった。とてもよかった。 文庫版を買ったけど、この本を手放すことはないと思うくらいよかった。 最初にまえがきがあるけれど、そこから共感の嵐!ねるちゃんは意外と(?)ネガティブなのである。 前々からかわ…

No.70 密やかな結晶

密やかな結晶 著者:小川洋子 おすすめ度:★★★☆☆ きらきらしているもの、つるつるしているもの、ぴかぴかしているもの、ふんわりいいにおいがするもの、さらさらしているもの、世の中にはたくさんの素敵なものがある。それらを所有することができ、記憶の中…

No.69 ラクしてうまくいく生き方

ラクしてうまくいく生き方 著者:ひろゆき おすすめ度:★★★★☆ 2〜3年くらい前からYouTubeでよく見かけるようになったけど、どういう考え方をする人なのかは知らなかったので立ち読みしてみた。 自己啓発本はあまり買わないけれど、この文がいいなあと思って…

No.68 陽気なギャングの日常と襲撃

陽気なギャングの日常と襲撃 著者:伊坂幸太郎 おすすめ度:★★★★★ 前回に引き続き、お茶目な強盗たちの2作目。 強盗とは言っても、普段はふつうの生活をしたふつうの人たちであるが、その中でもいろいろ事件が起こる。 そしてそれが全部なんとなく繋がってい…

No.67 陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す 著者:伊坂幸太郎 おすすめ度:★★★★★ 私は人の本棚を見るのが好きだ。 読んでいる本から「こんな感じの人なのかな」と想像したり、「これ読んだことある!」と共感したり、「面白そうだから今度チェックしてみよう!」とかのワク…

No.66 成瀬は天下を取りにいく

成瀬は天下を取りにいく 著者:宮島未奈 おすすめ度:★★★☆☆ この前、大学の友達とドーナツを食べに出かけた。その時に、近くのショッピングセンターの本屋さんに寄り、この本を見かけた。 その時は買わなかったけど、覚えていたかというと、帯の三浦しをんの…

No.65 砂嵐に星屑

砂嵐に星屑 著者:一穂ミチ おすすめ度:★★★★☆ 他人の考えていることを知り得ないというのは当たり前のことだけれど、普段そのことについて意識できているだろうか、と思う。 テレビ局で働く人たちが、それぞれ複雑な思いを抱えながらも自分らしく生きていく…

No.64 街とその不確かな壁

街とその不確かな壁 著者:村上春樹 おすすめ度:★★★★★ ひさしぶりにブログを書く。 最近は就活や実験が忙しくてぜんぜん本を読む気になれなかったけど、気分転換に大学の図書館に行ったら村上春樹の新刊があったので借りてみた。 久しぶりに読んだ本がこれ…