たゆたう
著者:長濱ねる
おすすめ度:★★★★★
よかった。とてもよかった。
文庫版を買ったけど、この本を手放すことはないと思うくらいよかった。
最初にまえがきがあるけれど、そこから共感の嵐!ねるちゃんは意外と(?)ネガティブなのである。
前々からかわいくておしゃれな子だなと思ってInstagramをフォローしていたけど、このエッセイを通して「人にしてもらったうれしいことや言われて感動したことを記憶しておける、記憶しようと工夫することができる」人なのだと認識できて、人間としても素敵な人だなと感じた。
あと、失敗談を素直に書けるおちゃめなところも好き!
大人になるにつれて涙もろくなったのか、この本を読んでる時に何回か涙が出てきた。そういえば、どこかのだれか(何?)が「子どもの時に映画や小説で泣かないのは当たり前。経験を積んだ大人だから共感することに泣ける」と言っていて確かにと思った。少しずつ大人になっているのかもしれない。でも、心が弱っている時には「こんなにつらいなら大人になんてなりたくない!」と思うくらいまだ子どもでもある。笑
ねるちゃんとは同年代なので、今後の活躍も楽しみ。どういうふうにお仕事をしていくか悩んでるみたいなことも書いてあったけど、個人的にはねるちゃんのエッセイ大好きなので、また読みたいです。
・長濱ねるを知っている人にも知らない人にも
・一息つきたい時に
・おうちでゆっくりしたい時に
おすすめ!