見えない誰かと
著者:瀬尾まいこ
おすすめ度:★★☆☆☆
学校の先生をしながら作家としての活動もしていた瀬尾まいこさんの
学校の先生としてのエッセイ。
ほうほう、ほうほう…と読んでいたら「あれ?」といつの間にか終わってしまった。
瀬尾さんの作品はすらすら読めすぎて、少し物足りないところがある、
というのが正直な感想だけれど、
大雑把だという性格には、自分自身も似ている部分があり、
共感を持って読めたからこそ、よけいに読むスピードが速まってしまったのかもしれない。
小さい子ども、というか、自分よりも年下の子が苦手な私にとっては、
学校の先生という仕事は絶対向いていないし、世界中の学校の先生を尊敬するのだけれど、そうでなくても他の職業にはあまりない「保護者」という立場の人が出てくるため、とても大変だろうなあ…と思う。
でも、生徒の成長を身近に感じ、その生徒が卒業してからも会いに来てくれたり
連絡を取り合ったりしたら、やりがいを感じる仕事でもあるだろうと思う。
私自身、特にお世話になった先生が数人いる。
また、お手紙やメールを送ってみようかな。