成瀬は天下を取りにいく
著者:宮島未奈
おすすめ度:★★★☆☆
この前、大学の友達とドーナツを食べに出かけた。その時に、近くのショッピングセンターの本屋さんに寄り、この本を見かけた。
その時は買わなかったけど、覚えていたかというと、帯の三浦しをんの「青春は琵琶湖の形をしている」、石田衣良の「新しい滋賀小説の誕生!」という言葉などからなるほどこれは滋賀の話なのだな、と思い、滋賀県出身の母親に薦めてみようと思ったからだ。(結局題名は忘れて、のちのち滋賀 小説 新刊 で検索することになる)
母親に薦めたら律儀にamazonで購入してくれて、読んだあと私のところに送ってくれた。
一言で言うと、成瀬はぶっ飛んでいる。特に衝撃的だったのは、高校入学の日に坊主にして来たことだ。
同じクラスだったらめちゃめちゃ面白いけど、自分からはやっぱり話しかけられないかも。
ただ、成瀬はぶっ飛んでいるだけでなく、人の気持ちをしっかりと考えることのできるいいやつであり、そこが愛されるのだろうと思う。
他にもいろんな「やってみたいこと」を成瀬は躊躇せずやっていくわけだけど、こんなに素直に生きれたらなあ、と思う。やってみたいことがあるということがまずすごいことで、それを実現するっていうのはもっとすごい。
ぜひ、中高生や滋賀県出身の人に読んでほしい。