大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.49 あしたの君へ

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あしたの君へ

著者:柚月裕子

おすすめ度:★★★★☆

 

 

柚月裕子さんの作品は二冊目。

家庭裁判所調査官である「カンポちゃん」のお話。

 

 

「慈雨」のようなミステリー性がなく、次はどうなる!?という展開ではなかった分、ゆっくり読めて、家庭裁判所調査官という仕事の難しさを学ぶことができた。少年事件や離婚問題を解決に導くお仕事。

 

 

対事件ではなく対人の仕事は、相手が心を開いてくれないといけない。

わたしはたまあに友達の悩みなどを聞くことがあるけれど、口が上手い方ではないし、悩んでいる人に下手なことを言えないと思っているので、そばにいてあげることしかできない。

 

 

相手の心をうまく開くことができる人というのは、何か生まれ持った特性があるのだろうなあ、と思う。

 

カンポちゃんも、「自分にはこの仕事は向いていないかも」と悩んでいたけれど、「悩んでいる人の力になれた」経験が積み重なっていくことで自信を得る。経験がもたらしてくれるものは大きいと思う。

 

 

日々、自分は何がしたいのか考えている。

考えても、やってみないとわからないかもしれない。いろんな経験を、後悔しないように、していきたい。