大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.19 図書室で暮らしたい

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図書室で暮らしたい

著者:辻村深月

おすすめ度:★★★★☆

 

今は少し休んでいるけれど、

アルバイトをしている。

 

ある時お疲れ様です〜と言って、

出勤のカードをピッとするところへ向かって歩いていたら、1人の女性社員さんに

「ボタン外れてるよ」

とベストを指差された。

その言い方が少しきつめだったので、

多分びっくりして覚えているのだと思うけれど、

きつく言われた分、

仕事をするときは身だしなみが大切なのだなあ、

と実感した。

 

 

 

 

このエッセイの中に、こんな素敵なエピソードがあった。

 

 

著者が就職活動中に友人と入った喫茶店で、

友人がお手洗いに立った際、

隣の席のマダムが「ご友人のスーツの仕付け糸がまだ付いているから、あなたが切ってあげるといいわよ」といったそうである。

見ず知らずの人のために、おそらく少し勇気を出して、本人のいないところで言うというこの素敵な心遣い。感動した。

 

 

 

これは、身だしなみというより、

友人が恥ずかしい思いをしない様に、

という配慮だったと思う。

 

 

 

私は人に注意することが苦手なので、

こんな風にやんわりと指摘してくれたら、

きっとまた違う意味で心に残るのだろうなあ、

と感じた。