大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.20 さよならバースディ

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さよならバースディ

著者:荻原浩

おすすめ度:★★★☆☆

 

ヒトは嘘をつくけれど、動物は嘘をつかない。

 

ボノボという猿の一種である「バースディ」に、

ある大学の研究センターでその知能の向上の実験が行われているというお話。

 

しかし、2年連続で悲しい事件が起きてしまう。

2年目の目撃者はバースディだけであり、

主人公はその事件の手がかりをバースディに

聞き出そうとする。

 

 

ミステリーを久々に読んだけれど、

結末がどうしても気になって途中斜め読みしてしまった。著者に申し訳ない…

 

 

動物実験を巡っては、いろんな意見があると思う。

それを題材にしたミステリーであり、着眼点が良いなあ、と最初に思った。

物語の中でも動物実験反対派の人物が登場する。

私自身は、「ヒト」の発展のためには、動物実験は欠かせないと思う。

私の大学でも動物を使った実験をしている研究室がたくさんあり、その動物たちを供養するお墓のようなものが大学内にある。

水などのお供えがしてあり、たまに学生や教授が手を合わせているのを見かける。

 

 

 

研究のためにいただいた命には、しっかり感謝する。

そうすれば、動物たちも研究の役に立ったと思うことができるだろう。