希望はいつも当たり前の言葉で語られる
著者:白井明大
おすすめ度:★★☆☆☆
頼まれたことは、やる。
頼まれなかったことも、やる。
この本は、著者が生きてきた中で
心に残った言葉を集めたエッセイ集である。
その言葉たちの中でも私は
サービス精神に溢れているこの↑言葉が気に入った。
私の母は心配性である。
いつも先回りして私たち子供(と言ってももう成人しているが)のことを気にかけ、
ああした方がいいんじゃないの、こうした方がいいんじゃないの、と言う。
この「頼まれなかったこともやる」というフレーズでパッと思いついたのが母だった。
母はできる専業主婦である、
と私は思っている。
ちょうど使い切りそうだった化粧水を買ってきてくれたり、これおいしかったよ、とか、これほしいな、とか言ったものを覚えていて実家から下宿先へ送ってくれたり、とにかくよく気がついて、行動できる。
頼まれていないことをする、ということには、何段階かのステップがあると思う。
状況を知り、相手の求めていることを考え、どうしたらそれができるかの手段も考慮し、相手に言われる前にやっておく。
これから働いていく上で、求められることであると思う。
母を1人の先生として、仕事をしていきたい。
といっても、もう過保護は卒業したいけれど。笑