大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.54 お探し物は図書室まで

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お探し物は図書室まで

著者:青山美智子

おすすめ度:★★★★★

 

 

前回に引き続き、青山美智子さんの作品。

これは、2021年度本屋大賞10作品のうちにもノミネートされた。

 

 

今までの著者の作品と少し違うのは、「お仕事」に関わる人たちが、やりきれない思いを抱えているということ。心情を繊細に描き、切なくなってしまう時もあった。でも、みんな図書室にいる「小町さん」にヒントとなる本と羊毛フェルトのふろくをもらって前を向いていく。

 

 

ちなみに、物語の中で小町さんは羊毛フェルトをザクザク刺しているのだが、わたしも羊毛フェルトにはまってしまった。ものすごい影響力のある本だ。笑

 

 

著者の物語は、前に進めない私たちの背中をポンっと押してくれるような存在であり続けると思う。

この本は購入したので、立ち止まった時には読み返し、小町さんからヒントをもらいたい。

 

 

 

 

 

No.53 ただいま神様当番

 

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ただいま神様当番

著者:青山美智子

おすすめ度:★★★☆☆

 

 

母とわたしの間で、最近「来ている」のが、青山美智子さんの作品である。

 

決まって連作短編集であり、前半で出てきた人物がちょこちょこ後半で関わってきたりするため、人物像や関係性が伝わりやすい。

 

 

何度も言ってきたけれど、連作短編集は大好物である。例えるならば、職場の先輩と地元が一緒だったり、大学で新しく知り合った人が自分と似た趣味を持っていた時のような、共通点を見つけた時の嬉しさのようなものがある。

「あの人とあの人はこんなところで繋がっていたのか!」と、物語が一気に立体的になるような感じ。

 

 

この作品では、著者の作品の中でも、「どこにでもいそうな人たち」を集めた短編集であると思う。

毎朝、同じ時刻のバスに乗る人達に「神様」は狙いを定め、彼らの生活に少しだけ遊び心と勇気を与える。

 

 

明日、朝起きたら神様当番になっているのは、あなたかも…?

 

 

 

 

No.52 人生にゆとりを生みだす 知の整理術

 

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人生にゆとりを生みだす 知の整理術

著者:pha

おすすめ度:★★★★☆

 

 

更新がとてつもなく遅くなってしまい、母に「早くブログ更新してよ」とせかされるまでになってしまった。

 

もし、母以外に楽しみにしてくれている人がいるとしたら申し訳ない…

 

ということで、久しぶりの読書記録。

これはいつ読んだ本だったか…(遠い目)

 

 

頭のいい人は2グループに分けられると思う。

頭が良すぎて普通の人には話が伝わりにくい人たちと、頭が良いため普通の人にもわかりやすく話を伝えてくれる人たちである。

著者は、後者であるため、この本もすらすら〜と読めてしまった。

 

 

はじめに、著者が最も伝えたいことはこれだ!というのが書いてあるのでわかりやすい。

「一生懸命、必死でがんばってやっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い」ということである。

 

 

この本は、知識を得る際に、どのように学べばうまく情報を整理することができるか?を、イラスト付きでわかりやすく示してくれている。

 

 

 

例えば、何かに対してやる気が出ないとき、楽しいと思えないとき、そのジャンルに詳しい人に会って話を聞いたり、本を読んで思考をトレースすることで楽しめるようになれるかもよ、とヒントをくれている。

 

 

私自身、これから勉強することも多いので、著者のくれたヒントを参考にしながら楽しんで学びたいと思う。