スイート・ホーム
著者:原田マハ
おすすめ度:★★★★★
図書館で何気なくずらっと並ぶ背表紙を眺めていたら、あれっと思った。
原田さんといえば、美術作品についての物語を多く書いているイメージがある。
でも、スイート・ホームというおいしそうな題名の本があるではないか。
ケーキ屋さんにわざわざ行って洋菓子を買うことが少なくなった。だって、スーパーやコンビニに行けばそこそこ満足できる程度に美味しいシュークリームやゼリー、プリン、ケーキが食べられるのだ。
ケーキ屋さんに行くのはイベントがあるときだけだというのはわたしだけでは無いと思う。
でも、スイート・ホームはその常識を覆してくる。
生きていれば毎日がイベントであり、おいしいケーキを食べられる。
よりによって、わたしが好きな短編集であり、時が流れながら、視点となる人物が変わりながら、物語が進んでいく。
秋になれば金木犀が香り、お菓子の甘い匂いが漂うスイート・ホーム。いつか、なんでもない日にお邪魔して、3時のおやつを買って帰りたいと思う。
あ〜
ケーキ食べたい。笑