大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.24 ガソリン生活

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ガソリン生活

著者:伊坂幸太郎

おすすめ度:★★★★☆

 

 

読み始めた時、物語が車の視点で進んでいったので、びっくりぽんだった。

 

 

デミオ」という緑色の車が主人公なのだけれど、

走りゆく車同士が喋り、車は車内の会話を盗み聞きし、人間の噂話について人間よりも早くキャッチしているようだった。

 

 

もちろん車だけでなく、人間も登場する。

わたしのお気に入りは、頭がとってもよく切れる

小学5年生の享である。

デミオ」率いる(?)望月家の末っ子である。

かわいげがないけれど、そこがかわいい。

 

 

人間たちは、車に自分たちの話を聞かれているとは知らず、なんでも喋る。でも実は、全部聞かれているとしたら。日頃の感謝を、運転態度に表しておくだけじゃなく、いつもありがとう、と言ってみると何か反応があるかも知れない。