大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.61 ひと

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ひと

著者:小野寺史宜

おすすめ度:★★★★★

 

やっとこさこの本を読むことができた。

軽く3ヶ月くらいずっと読みたい読みたいと思っていた気がする。

 

 

この「ひと」の主人公、両親を亡くし、親戚には金をせびられ、散々な目に遭うのだが、それでも生きていくのか、生きていけるのかと、人間の底力を見るようだった。

 

さまざまな「ひと」がいる世の中。

相変わらず小野寺さんの作品の主人公は素直で真面目な感じだ。そして人の気持ちを捉えるのが上手い。でも、だからこそ、散々な目に遭いながらも、「お前は本当に不器用なんだから」と、世を渡っていくために手助けしてくれる人も必ずいるのだ。

 

 

この本は、読後感が最高に良かった。

何に対しても一歩引いて譲ってきた主人公が、「これだけは譲れない」と思ったもの。

主人公の熱量を感じ、「いいじゃん!」と心の中で叫んだ。笑

 

 

・人生うまくいかないなあという人

・ひとってなんだろう?と思ったことがある人

・コロッケが好きという人 (笑)

にぜひ読んでほしい一冊。