アンと愛情
著者:坂木司
おすすめ度:★★★★☆
待望のアンちゃんシリーズの新作だったのだけれど、いつの間にか自分の年齢がアンちゃんの年齢をこしていてショックだった。笑
今回も和菓子にまつわる謎を、みつ屋のみんなで考えるお話が主なのだけれど、アンちゃんが成人したこともあり、みつ屋でのアルバイトを通しての心の中の葛藤が描かれていた。大人になった証拠だなあと思う。ぐるぐるした思いに共感しすぎて、読んでいて苦しくなってしまったほどである。
シリーズ三作目になるけれど、アンちゃんの成長がよく感じられる一冊になっている。
この本を読んだらなんだか生八つ橋が食べたくなってきた。あんこって、いろんな味を再現できて、ドラえもんみたいな食べ物だと思う。ちなみにわたしはマンゴー味の生八つ橋がすき。笑
物事のルーツを考えることの大切さを、いつも教えてくれる作品である。
わたしもこれから研究室活動が増えていくけれど、なぜ?を大切にして実験していきたい。