ぼくらはその日まで
著者:小嶋陽太郎
おすすめ度:★★★★☆
失敗したなあ、と思った。
読み進めていくうちになんか変だな〜と思って、単行本によくある、後ろの方の別の本を紹介しているページを見たら、なんと前作があった。
シリーズものだったんか。笑
でも、そんなの関係なしにぜんぜん楽しめた。
中学2年生3人組、ハセ、チカ、サクの、夏休みの物語。
私は大学生なので、基本中学生のお話には興味をあまり持てない。でも、サク目線で進んでいくお話は、サクが「インテリ少年」と作品中で呼ばれるように大人っぽい(?)ので、どんどん引き込まれていった。
個人的には、サクに興味を持っているクラスメイトの水野さんという女の子が、おもしろくて好きである。今度、水野さんが主人公のお話とか出ないかな〜。
なんとなく、3人組にはいつまでも中学生のままでいてほしいと思ってしまったけれど、いつか成長していくんだろうなあ。
親目線を感じられた物語だった。