大学生の本100冊アウトプット

本を読まないと言われる大学生のひとりとして、100冊アウトプットしてみようと思い始めました。

No.29 さいはての家

 

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さいはての家

著者:彩瀬まる

おすすめ度:★★★☆☆

 

 

題名の通り、ちょっと重く暗い話が多かった。

同じ物件に代わる代わる住んでいく人たちの短編集。

でも最後は少し希望が見えるような、お話。

 

 

「さいはて」という言葉を初めて聞いたのは、

「さいはてにて」という映画でだったのではないかと思う。

 

 

数年前に見たから、あまり内容は覚えていないけれど、

母親が「怖い題名だね」と言っていて、その時初めて

「さいはて」って怖い意味なんだ、と知った。

 

weblioの辞書で引くと、

1、これより先はないという端。特に、陸地や国の中央から最も離れたところ。

2、最も後。最後。

 

とあった。

 

 

 

先が見えないほどくらい家。

最後の家。

 

 

どちらかと言えば、最後の家、

のほうがこのお話にはしっくりくる。

 

 

自分は、人生の最後はどんな家に住みたいだろう、

と考えてもあまり想像できないけれど、

なにか事情がある人を受け入れてくれるこの「さいはての家」

に住まなくてはいけないような事情が、将来なければいいなあ、

とのんきに考えてみた今日だった。