忘れないと誓ったぼくがいた
著者:平山瑞穂
おすすめ度:★★☆☆☆
忘れていくって、とても怖いことだなあと思う。
昨日覚えていたことが、今日覚えていない。
数時間前には覚えていたことが、もう覚えていない。忘れてしまっていることさえ忘れてしまっていることがある。
これは、いつのまにか「消え」てしまい、人の記憶から忘れられてしまう女の子と、どうにかして自分だけは女の子のことを覚えていようとする男の子のお話である。
現実にはあり得ないお話だけれど、あり得ないからこそ男の子の戸惑いにリアリティがある。
わたしはとても忘れっぽいが、それは、脳が「この情報は持っててもしょうがない!捨ててやるぞよ」と言ってポイポイ断捨離を進めているからだろうなあと思う。この男の子のように、自分で忘れちゃいけないと思った情報はノートにでもスマートフォンのメモアプリにでも書き留めておかなければならないのだと日々実感している。書いていても忘れるので、振り返りももちろん重要である。
本は今までにたくさん読んできたが、内容を思い出せるものはほとんどない。残念すぎる。自分の脳みその断捨離のペースが恐ろしい。
そう思ってのこの取り組みである。
100冊読み切ってしっかりアウトプットしようと思う。